-レース概要
Digital-Ally 250 Kansas Speedway167周
250.05 miles (400km)第1・第2ステージ40周、最終ステージ87周計167周
CAR# 16
ドライバー Austin Hill
予選 7位
決勝 4位
ランキング 7位
-レースレポート
2019 年 5 月 10 日(金) 20:30pm
Hattori Racing Enterprises (HRE)は、5 月10 日(金)Kansas Speedway で開催された NASCAR Gander Outdoors Truck Series 第7 戦へ「TOYOTA RACING DEVELOPMENT」の支援を受け、Car #16「TRD 40TH ANNIVERSARY TOYOTA TUNDRA」で参戦した。最終ステージ、徐々にポジションを上げて行き、5位走行時の残り2 周、トップ争いのマシンが燃料不足でスローダウン、オースティンは4 位にアップし、そのままフィニッシュ。トップ5 フィニッシュを果たしランキングは7 位にアップした。
5月10日(金)、カンザス州・ Kansas SpeedwayでNASCAR Gander Outdoors Truck Series 第7戦「Digital-Ally250」が開催された。決勝の舞台となったKansas Speedwayは、カンザス州、カンザス・シティの西15マイルに位置する1周1.5マイル(2.4km)のトライ・オーバルコース。コーナーのバンク角は17〜20度と比較的緩やかだが、コーナーのRが大きくアクセル全開での走行が可能なハイスピード・トラックである。
タイヤの状態が良い時は、ほぼ全開で周回で きる、デイトナに次ぐハイスピードオーバルコースと言われている。
5 月 10 日(金)午前から行われたフリー走行は、ハイスピードコースに合わせたセッティングを試しながら、1 回目は7 位、2 回目は別のセッティングで臨み11 位で終了。同日夕方からの予選では、ロングランに合わせたセッティングでの走行で、全体の 7 番目で夜からの決勝を迎えることとなった。日も暮れた同日20:30、決勝がスタート。この日のレースは第1ステージと第2 ステージがそれぞれ40 周ずつ、最終ステージが 87 周で行われる。400km 先のゴールを目指し、まずは 40 周を走行する第 1 ステージのグリーンフラッグが振られた。
その瞬間、一斉に 3 ワイドから 4 ワイドになってマシンの塊が走り出す。4 列目インサイドからスタートのオースティンもその塊の中で前方のマシンを追って行く。26 周目、イエローコーションとなりピットイン。クルーは 4 本のタイヤ交換、給油、空気圧とウェッジの調整を行い、オースティンをコースに送り出した。
30 周目、13 位からリスタート。ここからオースティンは僅か1 周で9 位までポジションアップさせるが、チームにマシン左側からの異常な振動があることを報告する。クルーチーフのスコットは無理をせず様子を見ながら走行するようにと指示をするが、状態はそこから悪化することなく安定したままで、オースティンは更なる追い上げでトップ 5 に食い込み、そのまま第1ステージを 5 位でフィニッシュし、6 ポイントを獲得した。
チームはオースティンにマシンからの振動のチェックをするためにピットインを指示、クルーはマシンのチェックに加え て給油と若干の調整のみを行いコースに送り出し、49 周目、2 位から第2 ステージがスタート。ここでオースティンは素晴らしいスタートを決めてトップに立ち、後続車を引き離しにかかろうとする。しかし 2 位を走行する#98 のマシンとサイドバイサイドとなったターン 2 の出口で#98 のマシンがスライドして#16 の左フロントに接触、マシンは何とかクラッシュを免れたものの後続集団に飲み込まれ、12 位まで順位を下げてしまう。その後、オースティンは巻き返しを図るが、第2 ステージは 8 位で終了、3 ポイントを獲得した。
ピットインしたオースティンに、クルーは素早い動きで 4 本のタイヤ交換と給油、空気圧の調整を行い、ポジションを1 つ上げてオースティンをコースに送り出したが、この時他の 2 台のマシンがペナルティを受けたため、88 周目、6 位からいよいよ最終ステージがスタートした。ここからオースティンはポジションを 5 位、4 位とジリジリと上げて行く。
マシンの状態も良く、その後も安定した走りを見せていたが、イエローコーションが出ないロングランが続き、126 周目、スコットはオースティンにこのタイミングでピットインを指示、4 本のタイヤ交換、給油、空気圧の調整を行い、オースティンをレースに復帰させた。他のマシンもグリーン下でのピットインを済ませ、レースは終盤に向かって行く。
139 周目、トップ集団の#98 と#24 が接触、イエローコーションとなった。この時オースティンは 6 位から 4 位にポジションアップ。
以降もオースティンはトップ 5 をキープしながら安定した走りで周回を重ねて行く。このまま 5 位でゴールを迎えると思われた残り 2 周、この日第 1、第 2 の両ステージを制し、終始トップ争いをしていた#52 が燃料不足でスローダウン、オースティンは4 位にアップし、そのまま4 位でチェッカーフラッグを受けた。
3 月末のテキサス戦までエンジントラブルで苦戦していたチームとオースティンは、第5 戦のドーバー戦までの1ヶ月間、徹底的に不調の原因究明に努め、ドーバー戦、カンザス戦での結果に繋がった。この日のレースもマシンは常に安定しておりトップ5 フィニッシュを果たし、ランキングも7位にアップ。オースティン自身もキャリア 2 度目となるトップ 5 フィニッシュとなった。
-レーススポンサー
-次回レース
5 月 17 日(金) ノースカロライナ州・Charlotte Motor Speedway にて開催される NASCAR Gander Outdoors Truck Series 第 8 戦に参戦する。
-Gallery
0コメント