2019 NASCAR Gander Outdoors Truck Series 第 9 戦<決勝>

-レース概要

SpeedyCash.Com 400 Texas Motor Speedway 167 周 250 miles (400km)

第 1・第2ステージ 40 周、最終ステージ 87 周 計 174 周

CAR# 16

ドライバー Austin Hill

予選    5位

決勝    8位

ランキング 7位

-レースレポート

2019 年 6 月 7 日(金) 21:00pm

HattoriRacingEnterprises(HRE)は、6月7日(金)Texas Motor Speedwayで開催されたNASCARGander Outdoors Truck Series 第9 戦へ「Ennis Steel Industries, Inc.」の支援を受け、Car #16「ENNIS STEEL TOYOTA TUNDRA」で参戦した。第 1 ステージは 2 位、第 2 ステージはマシンにダメージを負いながらも 26 位からの巻き上げで 11 位と健闘し、その後もマシンはダメージを負ったとは思えない好調さでトップを快走、リードラップは 34 周にわたり、 今季 2 勝目が目前だっただけに非常に悔しい結果となったが、最後まで諦めない走りで 4 戦連続トップ 10 フィニッシュ、 次戦に繋がるレースとなった。

-レース詳細

6月7日(金)、テキサス州・Texas Motor Speedwayで、NASCAR Gander Outdoors Truck Series 第9「SpeedyCash.Com 400」 が開催された。決勝の舞台となったTexas Motor Speedwayは、テキサス州・フォートワースに位置する、1周1.5マイル(2.41km) のクワッド・オーバルコース。コーナーには24度と深いバンク角がつき、Atlanta Motor Speedwayと良く似た特性を持ち、最高速 度は320km/h超えを記録するほどの超高速トラックと言われている。トラック幅が広いためクラッシュは起こりにくく、起こったとして も単独スピンで済む場合が多い、コーションの回数が少ないトラックと言われている。

6 日(木)午後から行われたフリー走行は、高速コースに合わせたセッティングを繰り返しながらの走行で、1回目は 8 位、2 回目は スピード自体は伸びたものの 14 位で終了。更にセッティングを変更し臨んだ 3 回目は車体セッティングがマッチしセッション終盤 には総合で 3 位のタイムを記録し好調に推移した。7 日(金)夕方からの予選では、前日の調子を保ったままで、順位こそ 5 位だ ったもののスピードは前日よりも更に伸びており、マシンの調子の良さが伺われ、決勝への期待が高まった。

同日 21:00、真夏を思わせる暑さの中、第 1 ステージのグリーンフラッグが振られた。3 列目インサイドからスタートのオースティン は、見事にスタートダッシュを決め一気に 3 位にアップ、しかし、ここから若干ハンドリングのコントロールに苦しみ、9 位までポジシ ョンを下げてしまう。
11 周目、この日初めてのイエローコーションとなったが、周回を重ねるごとにマシンの状態も徐々に良くなり、リ スタート後の 19 周目には 6 位にアップ。この日のレースは序盤からアクシデントが頻発、28 周目までに 3 回のイエローコーション が発生、35 周目には多重クラッシュによりレッドフラッグが振られ、全車が停止しレース再開を待つ。この時オースティンは 5 位。
39 周目、第 1 ステージの残りは僅か 2 周でリスタートしたが、オースティンは素晴らしいスタートを見せ 3 位にアップ、そこから更に 1 台をパスし 2 位で第 1 ステージが終了、9 ポイントを獲得した。ピットインしたオースティンにクルーは 4 本のタイヤ交換と給油、 空気圧の調整を行い、コースに送り出した。47 周目、ピット戦略でコースに留まったマシンもいたため、オースティンは 15 位から 第 2 ステージがスタート。

第 2 ステージは中盤でのレースを強いられながらも少しずつポジションを上げていた 58 周目の第 4 コ ーナーでオースティンは#13 と接触、その弾みでウォールにヒットしてしまう。クルーは即座にマシンをチェック、右フロントのフェン ダー部分にダメージを受けていたが、幸い大事には至らず、クルーは直ちに修復を行ったものの、ポジションは 26 位まで後退し てしまう。しかしリスタート後もオースティンは諦めずに前方のマシンを追い続け徐々にポジションを上げて行き、11 位で第 2 ステージが終了。ピットインしたオースティンに、クルーは即座に 4 本のタイヤ交換、給油を行い 88 周目、13 位から第 3 ステージがス タート。
#16 のマシンはダメージを負ったとは思えないほど好調で、オースティンは前方のマシンを次々とパスして行き、数回のイ エローコーションを挟んだ 108 周目、4 位に食い込んだ後の 113 周目のリスタートで 2 位にアップ、そして遂にトップに躍り出た。 マシンは益々好調さを増し、周回を重ねるごとに 2 位以下を 4 秒以上も引き離しトップを快走、完全にレースを支配し始めていた。 最終ステージも終盤に入り、ここからはピット戦略で勝負が左右される大事な場面となる。完全な独走態勢の中、クルーチーフの スコットはオースティンにペース配分を指示し予定よりも周回数を引き延ばし残り 20 周の時点でオースティンにピットインの指示を 出す。
チームは少しでもピットの時間を短縮するためにタイヤ交換はせずに給油のみを行いレースに復帰させるが、その時、不 運にもピットサイクルが終了する前のタイミングでイエローコーションが発生してしまい、#16 は周回遅れとなってしまう。しかし、す ぐにラッキードッグ(イエローコーション発生時、周回遅れのトップのマシンが同一周回に復帰できる措置)を獲得、周回数は回復 し 158 周目、12 位からリスタート。そこから残り 10 周、オースティンは最後まで諦めずに積極的に攻め 4 台をパスし、8 位でチェッ カーフラッグを受けた。クラッシュ等の頻発で、ステージコーションも含め実に 13 回ものイエローコーションが発生した大波乱のレ ース展開の中、第 1 ステージは 2 位、第 2 ステージはマシンにダメージを負いながらも 26 位からの巻き上げで 11 位と健闘、最 終ステージでは、マシンはダメージを負ったとは思えない好調さでトップを快走、リードラップは 34 周にわたり、今季 2 勝目が目前 だっただけに非常に悔しい結果となったが、4 戦連続でのトップ 10 フィニッシュを飾り次戦に繋がるレースとなった。


-レーススポンサー

今回のスポンサーであるEnnis Steel Industries, Inc.は、1980年に今回レースが行われたテキサス州・フォートワースに設立された鉄鋼製造会社。米国内にある3ヶ 所の拠点では最先端の設備と高度な専門知識を生かし、多数のプロジェクトに鋼材を供給している鉄鋼製造業界のリーディング カンパニー。高品質の商品と世界クラスのサービスを安定的に提供している。


-次回レース

HREは月6月15日(土)、アイオワ州・IowaSpeedwayにて開催されるNASCARGanderOutdoorsTruckSeries 第10戦と、コ ネチカット州・Thompson Speedway Motorsports Park で開催される K&N Pro Series East 第 6 戦に参戦する。


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